今日から新年度。
昨晩の夜風で桜の花びらもはらはらと、
あっというまに葉桜、そして川には花筏。
そんな散りゆく風情もまたいとをかしという日本人の感覚を大切にしたいなと思うこの頃。
さて、ようやく平成のつぎの元号が発表されましたね。
『令和』
もうこの由来云々は別のところで読んでいただくとして、私個人が、安倍総理の会見をみていて思い出した花をお伝えできたらなと。
それはまさにこの元号が施行される新緑の季節に咲き乱れる花、令法とかいてリョウブ。
去年そのリョウブという響きにときめきを感じ、そして生命力の強さと対比した白い小花の可憐さに、狂おしいくらい惚れ込んで、何度も何度も生けました。
写真はその中の一枚。
令法の取り合わせには、鉄線、別名クレマチス。
大和未生流では、万葉集にでてくる花を使うようにという心がけがあります。
もっとも東大寺近くの奈良で興した流派であるということもありますが、やはり万葉集に出てくる花は、日本人の心にどこかやさしく生活にも寄り添ってくれる美しさをもっている気がします。奈良の春日大社の萬葉植物園に行くと、万葉集に関係する植物を見ることができますよ!
ちなみに、昨年の五月、私が通っている目黒のとうりあん茶道教室の茶会@五島美術館でも、令法を生けました。今年も5月12日に五島美術館でお茶会をやります。ご興味ある方いらっしゃいましたら、ぜひ!
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